2006-11-03

FreeBSDのFirefoxで正しくboldを

FreeBSDでようやくFirefox 2.0のportsが出て、さっそく上げた。

結局、1.5.0.7でもボールドの文字が完全には解決していなくて、ちゃんと出るサイトもあったが、特にgoodleで出なくて大変不便であった。ちょっと調べて出てきたサイト(ttt: FreeBSDと Firefoxと ボールド体と)には、freetype2 などにWITH_CJKをつけないとボールドにならないと書いてあったが、若干情報が古く、現時点では WITH_CJK オプションは不要で、すべてコメントアウトされている。実際、きちんとボールドで出るサイトもある。

で、例によって、重い腰を上げて(最初からそうすればいいのに)、googleの結果のページと、ちゃんとボールドで出るページのソースを眺めてみた。そうすると、違いは、googleが<b>要素を使ってるのに対し、後者は、<span style="font-weight: bold;">だった。まさか、この二つの意味が違うとは。

Firefoxは<b>をどのように扱っているかを調べたところ、/usr/local/lib/firefox/res/html.css 内で、

b, strong {
font-weight: bolder;
}
などとなっている。

次に、bolderとboldの違いを調べ出したら、bolderはかなり複雑そうだ(W3, Take off with CSS)。そのフォントに割り当てられている次の重みを選択することになっているが、「割り当てられている」というのがかなりあいまいで実装しだいかと思う。

FreeBSDのFirefoxでIPAフォントを使った場合のfont-weightの値ごとの実際の表示が右の感じ。ついでに、<b>を重ねれば、ちゃんとボールドになることもわかった。

とはいえ、<b>を重ねるサイトなんてほとんどあるとも思えず、一つだけでボールドになってくれる方がよほど実用的である。

ということで、userContent.css には、
b, strong { font-weight: bold; }
を加えた。

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