FreeBSD 6.3でもFreeSBIEはNO_UNIONFS=YESが必要
FreeSBIEにはmfs+unionfsを使うことで/usrなどへの書込みも可能にするような機構が組み込まれているが、unionfsの不完全さから、デフォルトではNO_UNIONFS=YESとなっている。
これを解消することなどを目的に、FreeBSD unionfsの改善提案および修正状況として、unionfsの再実装と6.3へのバックポートも行われたらしいので、もしかして使えるんじゃないかと、NO_UNIONFSを消してみた。結果はあと一歩というところ。
/tmpのパーミッションや、/tmpや/varとのマウント順序、dhclientの実行時期などに問題があったので、conf/rc.d/unionfsを調整すると、これらはすぐに解決し、ベースのシステムは問題なく起動するまでになった。しかし、Xのデスクトップ環境を作ろうとしてみると、いろいろなアプリケーションがうまく起動できない状態になっていた。
相当な時間をかけていろいろいじって調べたところ、unionfs上でUNIXドメインのソケットにうまくconnectできていない(Connection refused)ことがわかった。kern/118346にも報告があった。
というわけで、unionfsの利用は、当面おあずけ。
この過程で、zshにはzmodloadというモジュールロード機能があって、zsh/net/socketというモジュールをロードすると、zsocketというコマンドが使えるようになり、zshだけでUNIXドメインソケットを張ることができることを発見。たしかに今回みたいなちょこっとテストには便利だけど、これだけの機能を日常的に使う人いるのか?
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