2007-01-04

東芝PORTEGE R100のHDD換装

丸3年間使い倒してきたR100(dynabook SS S8とほぼ同スペックで、キーボードとグラフィックスコントローラが違う程度)の40GB HDDを80GBのものに換装した。

1日に数回、移動のための電源断はあるものの、ほぼ24時間稼動だった。東芝ヨーロッパによると、このHDDの製品寿命は5年または2万(通電)時間となっている(どうして日本のサイトにこの情報がない?)ので、たぶん後者はとっくに越えている。

最初の徴候は回転のキュルキュル音で、1ヶ月の間に数回観測。軸受がかなりへたってそう。次の徴候はアクセスの数十秒間の停止と規則的なヘッドシーク音の連発。CRCエラーのリトライあたりか。cygwinで該当するファイルをアクセスしてみるとIOエラーが出る。念のために調べたら、他の複数のファイルにもエラーがある。これだけ問題があるのに、HDD Healthはまだ2年も大丈夫とか予測している。セクターエラーだけならソフト的に回避できるかもしれないが、キュルキュル音があまりにもやばそうなので換装を決意。

というわけで、HDDを急拠調達し、正月休みに作業することにした。R100に元から塔載されていたのは、1.8インチのTOSHIBA MK4004GAH。2chモバイル板にはS8でのMK8007GAHへの換装実績が報告されていたが、念のためIDEコントローラがIntel(R) 82801DBM Ultra ATA Storage Controller - 24CAで、S8と同じであることを確認し、MK8007GAHを購入。

True Image系で現在の環境をそのまま移行させる方法も考えたが、どうせならまっさらにしてみることにした。ただし、当然Documents and Settingsは命綱なので、手元のUSB HDDにしっかりバックアップ。たぶん使わないだろうけど、C:直下の他のフォルダも全部バックアップ。

交換作業そのものは大したことなし。HDD格納箇所の蓋を開け、まわりにくっついてしまったたぶんシリコンゴム系のクッションごとHDDをソケットから慎重にはずし(のはずが、慎重でなかったので、ゴムのベロがちぎれてしまったが無視)、HDDからクッションをはがし、新しいHDDにくっつけ、ソケットにさしこんで、蓋をして終了。

付属のリカバリCD-ROM 3枚を使ってシステムを再構築し、アップデートを何回も適用し、バックアップしたApplication DataとMy Documentsあたりを中心に復元し、主要なアプリケーションを入れ直す。純正のCD-ROMドライブがあるとやはり心強い。無線LANのWEPキーとアンチウイルスのパスワードをちゃんとメモしておいてよかった。

細かいアプリケーションや設定のもれはあるだろうけど、バックアップ開始から丸々2日かけて、当面の作業には支障ない程度に復旧できた。何よりも、流体軸受のおかげで、HDDの回転音が非常に静かになった。相対的にシーク音(リトラクト音?)が目立つようになったが。

これであと3年は使える…か?

(3/5: 誤字訂正)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そのHDDいくらしましたか??
安ければ俺も付け替えようか・・・

HRT さんのコメント...

当時で25,000円ぐらいだったと思います。今ならもう少しくらい下がってるかもしれません。
ちょっとした問題は、標準のものより発熱がちょっと大きいことです。夏場は左のパームレストが熱いくらいになるのと、茶色のゴム製HDDマウンタが溶けてドロドロになってしまったことです(全然シリコンゴムじゃなかった)。灰色のマウンタをヤフオクで購入してつけかえたところ、この夏は一応耐えたようです。
容量の問題がないのであれば、40GBモデルを選ばれるのも手かと思いますが、このコネクタ形状の在庫は少なくなってるかもしれません。