LaTeXでアンダーラインの自分用メモ
pLaTeXで書いた日本語文書の複数行にまとめてアンダーライン(下線)を引きたくなり、いろいろ四苦八苦したので覚え書き。結論から言えば、使い物になるのは jumoline.sty。
\underline:
素のLaTeXに元からついてるこのコマンドは、引数全体を1行に押し込めたボックスにアンダーラインを引くもの。1単語とかせいぜい短い1フレーズ程度しか使い物にならない。日本語も英語も同じ。
ulem.styの\emph:
素のLaTeXではイタリックでの強調となるこのコマンドは、標準添付のulem.styを使うことで、入れ子可能なアンダーライン用のコマンドになる。
が、日本語には未対応。スペースまでを1単語とみなして、1行におさまるよう単語を集めてボックスを作り、アンダーラインを引くっぽい。
udline.styの\ul:
日本語に関して1文字単位で処理するようになっており、正しく改行が行われる。しかし、英語もそうなっているようで、そのままでは単語内のどこででも改行されよろしくない。英文部分全体を \eiji と \Eiji で囲むか、各単語を {と} で囲む必要がある。引数のあるコマンドも {と} で囲む。
ちなみに、\ucは、指定した文字を指定したピッチで並べて、二重線や飾り線を作るもの。行間が空いてしまう。
umoline.styの\Underline:
ダウンロードしたumoline.tar.gzを展開して、ptex umoline.insすると得られる。CTANにも登録されている。日本語は考慮されていないので、ulem.sty相当。\emphと違い、コマンド直後の空白が無視されるので、{\Underline{...}}とする方がよい。引数のあるコマンドは {と} で囲む。
jumoline.styの\Underline:
umolineの日本語対応版。umoline.styと同じ注意が必要なだけで、まったく問題なく日本語に対応。
他にも、pLaTeX Guideには、いくつか紹介されているが、ここで満足したので、これ以上調査せず。
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