FreeBSDのlinux-firefoxでも日本語boldを
userContent.cssをいじれば、googleなんかでもFirefoxでちゃんとboldが出るようになるが、ぽっぺん日記で指摘されていたように、これだけではlinux-firefoxでは効果がない。
で調べたところ、SPRの日記(*BSDとかLinuxとかの覚え書き)にて、/compat/linux/usr/X11R6/lib/libXft.so.2.1.2が悪そうという情報を得る。しかし、リンク先のファイルがリンク切れ。
Fedora Core 4関連で続けて調べると、俺の話を聞け!によれば、fc4そのままではボールドが出ず、少なくとも、freetype-2.1.10, fontconfig-2.3.2, libXft-2.1.7を組み合わせれば出そうである。ということは、これらのlinux版ライブラリの新しめのを入手すればいいはず。
ところが、fc5, fc6用のrpmを探してライブラリをつっこむとGLIBC_2.4じゃないからダメと言われる。FreeBSD上でfc4クロス開発環境を構築するという手も考えられるが、あまりにも面倒そう。portsにあってもよさそうなものなのに。さらにfc4の動くマシンもない。
というわけで、最終手段として、fc4の動く仮想環境をVMware Playerで作る。CD-ROMイメージをダウンロードしてしこしこインストールしてもいいが、それも面倒なので、VMTNのVirtual Appliance MarketplaceにてFedora Core 4 operating system, workstation configurationを選んでダウンロードし、展開して実行(ちなみに、こいつのrootのパスワードはpassword)。この環境上でfreetype-2.2.1とlibXft-2.1.7のソースをダウンロードして「この順序で」インストール。fontconfigは不要だが、新しいfreetype中のFT_GlyphSlot_Emboldenが使えることが重要なのでfreetypeは必須で、インストール順序も重要。
そして、できあがった/usr/lib/libfreetype.so.6.3.10と/usr/X11R6/lib/libXft.so.2.1.2(ディレクトリはconfigure時に設定したので、ここになければどこかにあるはず)をFreeBSDの/compat/linux下のしかるべきディレクトリにコピーして、リンクをちゃんと張っておく。
以上で、linux-firefoxを起動すると、ボールドが出た。googleなんかでも出すには、userContent.cssをいじる必要があるのはネイティブ版と同様。かなりの手間をかけたわりにボールドが出るだけかという感じでもあるが、まぁ満足。
fc4あるいはxorg-6.8.2ベースである間の措置だろうと思うので、単独のportsとしてわざわざ作るべきものでもなさそう。早めの更新を期待。
追記(1/14)
SPRの日記(*BSDとかLinuxとかの覚え書き)にLinuxクロスコンパイル環境の構築例が掲載されている。今度必要になったら調べてみよう。
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